プログラミング言語

初期の発展

世界初のプログラミング言語は、いわゆるデジタルコンピュータの登場する前に存在した。19世紀には、プログラム可能な織機自動ピアノ向けの巻紙があり、そこには現代的分類で言えばドメイン固有言語とされるプログラミング言語でプログラムが書かれていた。20世紀初頭には、タビュレーティングマシンによってパンチカードを使ったデータの機械処理が始まっている。1930年代から1940年代にかけて、アルゴリズムを表現する数学的抽象表現を提供するラムダ計算アロンゾ・チャーチ)とチューリングマシンアラン・チューリング)が考案された。ラムダ計算はその後の言語設計にも影響を与えている(※Benjamin C. Pierce は次のように書いている。
". . . the lambda calculus has seen widespread use in the specification of programming language features, in language design and implementation, and in the study of type systems."(訳:ラムダ計算はプログラミング言語の仕様記述、言語設計と実装、型システムの研究に広く使われている)
Pierce Benjamin C. Types and Programming Languages MIT Press 2002年 ISBN 0-262-16209-1 52)。1940年代、世界初の電子式デジタルコンピュータ群が製作された。1950年代初期のコンピュータである UNIVAC IIBM 701 では機械語を使っていた。機械語によるプログラミングは、間もなくアセンブリ言語によるプログラミングに取って代わられた。1950年代後半になると、アセンブリ言語でマクロ命令が使われるようになり、その後 FORTRANLISPCOBOL という3つの高級プログラミング言語が開発された。これらは改良を加えられ現在でも使われており、その後の言語開発に重大な影響を与えた(※http://www.oreilly.com/news/graphics/prog_lang_poster.pdf pdf History of programming languages O'Reilly Media 2006年10月5日)。1950年代末、ALGOLが登場し、その後の言語に様々な影響を与えている(※http://www.oreilly.com/news/graphics/prog_lang_poster.pdf pdf History of programming languages O'Reilly Media 2006年10月5日)。初期のプログラミング言語の仕様と使い方は、当時のプログラミング環境の制約(パンチカードによるプログラム入力など)にも大きく影響されている(※Frank da Cruz. IBM Punch Cards Columbia University Computing History.)。

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