統語論
統語論(とうごろん、Syntax)は数理論理学における証明論言語学における狭義の文法を指す。証明論については別途の項目を参照。ここでは言語学における統語論に限って説明するが、言語学と数理論理学は完全に独立した学問領域ということはできないため、用語や方法論で共通する部分がある。統語論は言語学の他の分野名と同様に二つの意味を持つ。一つは自然言語の文を構成する、語や形態素が属する統語範疇の別とその統合・配列則(syn「統合」+tax「配列」)という意味で、もう一つはそれを扱う理論という意味である。音韻論と呼ばれる聴覚・視覚の要素と配列に関わる分野と、意味論と呼ばれる意味の要素と配列に関わる分野は、それぞれ自然言語が今ある形で成立していることを支える不可欠な要素である感覚-運動のシステム、概念-意図のシステムでの解釈/産出に結びつくものだが、統語論はこれらからの入力とこれらへの出力に関わることで、二つのシステムの橋渡しをする計算部門と見なすことができる。

1 レクシコンと統語論
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