Java

Javaのエディション

サン・マイクロシステムズJCPは、さまざまな環境に対応するため、3つのJavaプラットフォームのエディションを規定している。Java の API の多くは分類され各エディションに割り当てられている。エディションごとに実行環境と開発環境がある。Java実行環境(JRE)は、Java仮想マシンと標準ライブラリ実装から構成される。JDK 1.1 のバージョンまでは、Java SE に相当するエディションのみが提供されていた。3つのエディションが規定されたのは、JDK 1.1 の次のバージョンからである。サン/JCPが規定しているエディションを次に示す。
Java SE
Java SE(Java Platform, Standard Edition)は、ワークステーションパーソナルコンピュータサーバなどの機器で、汎用的な用途に使われる。
Java EE
Java EE(Java Platform, Enterprise Edition)は、Java SE に加え、多層クライアントサーバの大規模システムを開発するための、さまざまな API が追加されている。
Java ME
Java ME(Java Platform, Micro Edition)は、コンピュータ資源が限られている、組み込みシステムなどを用途として想定したエディションである。機器の種類に応じた、ライブラリのいくつかの異なるセット(プロファイル)を規定している。Java SE のいくつかのAPIは実装していないが、このエディションで対象とする用途には十分な機能をもっている。完全な Java SE のライブラリを使うには、このエディションで対象とする用途では記憶装置の容量が足りない。
Java API に含まれるクラスは、パッケージと呼ばれるグループに分類される。各パッケージは、相互に関連するインタフェースクラス例外を含む。Javaの各エディションでどのような機能が使えるかについては、それぞれのエディションの項目(Java SEJava EEJava ME)を参照のこと。JavaのAPIセットは、サン・マイクロシステムズと他の個人や企業・団体が共同で、JCP(Java Community Process)プログラムに沿って管理している。このプロセスに参加する人々が、Java API の設計と開発に関わっている。このプロセスのあり方については、議論の対象となっている。2004年より、IBMBEAシステムズ は、Java の公式のオープンソース実装を作る動きを、公的に支援している。2006年まで、サンはこうした動きに対しては拒否する立場をとってきたが、方針を変えて自社とJCPによるJavaの実装をオープンソースにする意向を表明し実行に移し始めている。

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